先日の日曜日は高尾山系にある陣馬山を走るトレイルランニングのレースに出場しました。トレイルランニングはマラソンなどに比べるとまだあまりポピュラーではありませんが、山を舞台に走る山道の長距離レースのことです。
トレイルレースは70kmや100kmなど超長距離が特徴ですが、KURIさんはレース初挑戦なので23kmと比較的短い距離のこのレースを選んでみました。30km走以上の経験も無いのにいきなり70kmは無謀以外の何ものでもありません。
コースは、まず標高差600mを距離7kmの山道で上ります。それから再び標高差600mを今度は距離4kmの山道で下ります。そしてもう一回上りです。今度は舗装された林道の8kmの上り、標高差は400m。上りつめたところから今度は再び山道を距離で4km、標高差400mを下ってゴールです。
朝6時相模湖畔到着。きれいな朝日が昇ってきます。
朝食を済ませ、受付をしてウォーミングアップをしながら午前9時のスタートを待ちます。
KURIさんは内心少し自信がありました。以前もご紹介したとおり我が家の周りは山道がたくさんでトレイルを走る練習にはことかかないし、それまでのランニングに加えてレース前までの一月ちょっとで300km以上走りこんでいたからです。
だから目標は2時間30分を切ること。23kmという距離は何度も走っているので頑張ればいけると思っていました。
でも山道を延々上り、また延々と下ってくるトレイルレースは甘くありませんでした。20km地点までは2時間10分ちょっとの(自分的には)いいタイム。でも残り3キロに地獄が待っているとは思いもしませんでした。
20キロを過ぎた地点で、順調にいけば目標タイム行けそうでした。でも500mほど山道を下りるところで急に足が止まってしまいました。残りたった2キロちょっとなのに足が言う事を聞いてくれないのです。
それでもヨロヨロしながら少し進むと今度は両足が強烈に攣り始めました。山の中でひっくり返って筋肉を伸ばしてなんとか回復させようとしますが、足の筋肉は引き攣ったまま、そのうえ攣る感覚がコシのすぐ上にも近づいてきます。
ひとりうずくまって呻いていると1人のランナーが立ち止まってKURIさんの足を診てくれました。足首を持って5分ほどストレッチをしてもらうとなんとか筋肉の攣りは納まりましたが、立ち上がるのがやっとの状態です。
山の気温は低く、汗をかいた身体がどんどん冷え切っていくのを感じます。短い距離だったので装備はボトルの水だけ。ジャケットもありません。とにかく歩けなくても自分の力で山を降りなければ戻ることはできません。
助けてくれた人に「なんとか自分で頑張ります」と先に走ってもらって1人で歩き始めますが10数センチの段差を下りるのもやっとで、四つんばいになったまま後ろ向きになんとか山の斜面を這い降りていきます。
傾斜が緩やかになってくると、立ち上がることができましたが自分の身体がまったく言うことを聞いてくれません。足を僅かに一歩前に出すのが精一杯の動きです。応援の人が救護を呼びましょうか?と声をかけてくれますがゴールまであと少しなので、なんとか頑張って完走を目指します。
最後のゴールの写真をTAMAさんが撮ってくれました。
左側から下ってきてゴール地点に入ってきたところ。パープルのシャツがKURIさんです。
元気が残っている上体を大きく振って無理やり足を前に出しながら歩いてきます。
走ってくる人にたくさん抜かれますが、もう何も眼に入っていません。下を向いたまま自分の足を前に出すことだけを考えています。
なんとか、ゴールしました。
タイムは3時間39分30秒。最後の2キロで1時間20分もかかっていました。
最初からハイペースだったので、後半大変なのは予想してしましたがまさか身体があんな状態に陥ってしまうとは思いもしませんでした。山の中でストレッチしてくれた人がいなかったらレスキューされていたかもしれません。山の怖さを思い知りました。いい勉強をさせてもらったレースでした。
フクラハギはかなりのダメージで、歩くのがやっとの状態でしたが知り合いのスポーツ整体師にマッサージを鍼を打ってもらって三日目の今日はほとんど回復しています。今回を教訓にしつつ次回は少し距離を延ばして、33kmのトレイルレースに挑戦してみようと思ってます。ランニング、楽しいです。
トレイルレースは70kmや100kmなど超長距離が特徴ですが、KURIさんはレース初挑戦なので23kmと比較的短い距離のこのレースを選んでみました。30km走以上の経験も無いのにいきなり70kmは無謀以外の何ものでもありません。
コースは、まず標高差600mを距離7kmの山道で上ります。それから再び標高差600mを今度は距離4kmの山道で下ります。そしてもう一回上りです。今度は舗装された林道の8kmの上り、標高差は400m。上りつめたところから今度は再び山道を距離で4km、標高差400mを下ってゴールです。
朝6時相模湖畔到着。きれいな朝日が昇ってきます。
朝食を済ませ、受付をしてウォーミングアップをしながら午前9時のスタートを待ちます。
KURIさんは内心少し自信がありました。以前もご紹介したとおり我が家の周りは山道がたくさんでトレイルを走る練習にはことかかないし、それまでのランニングに加えてレース前までの一月ちょっとで300km以上走りこんでいたからです。
だから目標は2時間30分を切ること。23kmという距離は何度も走っているので頑張ればいけると思っていました。
でも山道を延々上り、また延々と下ってくるトレイルレースは甘くありませんでした。20km地点までは2時間10分ちょっとの(自分的には)いいタイム。でも残り3キロに地獄が待っているとは思いもしませんでした。
20キロを過ぎた地点で、順調にいけば目標タイム行けそうでした。でも500mほど山道を下りるところで急に足が止まってしまいました。残りたった2キロちょっとなのに足が言う事を聞いてくれないのです。
それでもヨロヨロしながら少し進むと今度は両足が強烈に攣り始めました。山の中でひっくり返って筋肉を伸ばしてなんとか回復させようとしますが、足の筋肉は引き攣ったまま、そのうえ攣る感覚がコシのすぐ上にも近づいてきます。
ひとりうずくまって呻いていると1人のランナーが立ち止まってKURIさんの足を診てくれました。足首を持って5分ほどストレッチをしてもらうとなんとか筋肉の攣りは納まりましたが、立ち上がるのがやっとの状態です。
山の気温は低く、汗をかいた身体がどんどん冷え切っていくのを感じます。短い距離だったので装備はボトルの水だけ。ジャケットもありません。とにかく歩けなくても自分の力で山を降りなければ戻ることはできません。
助けてくれた人に「なんとか自分で頑張ります」と先に走ってもらって1人で歩き始めますが10数センチの段差を下りるのもやっとで、四つんばいになったまま後ろ向きになんとか山の斜面を這い降りていきます。
傾斜が緩やかになってくると、立ち上がることができましたが自分の身体がまったく言うことを聞いてくれません。足を僅かに一歩前に出すのが精一杯の動きです。応援の人が救護を呼びましょうか?と声をかけてくれますがゴールまであと少しなので、なんとか頑張って完走を目指します。
最後のゴールの写真をTAMAさんが撮ってくれました。
左側から下ってきてゴール地点に入ってきたところ。パープルのシャツがKURIさんです。
元気が残っている上体を大きく振って無理やり足を前に出しながら歩いてきます。
走ってくる人にたくさん抜かれますが、もう何も眼に入っていません。下を向いたまま自分の足を前に出すことだけを考えています。
なんとか、ゴールしました。
タイムは3時間39分30秒。最後の2キロで1時間20分もかかっていました。
最初からハイペースだったので、後半大変なのは予想してしましたがまさか身体があんな状態に陥ってしまうとは思いもしませんでした。山の中でストレッチしてくれた人がいなかったらレスキューされていたかもしれません。山の怖さを思い知りました。いい勉強をさせてもらったレースでした。
フクラハギはかなりのダメージで、歩くのがやっとの状態でしたが知り合いのスポーツ整体師にマッサージを鍼を打ってもらって三日目の今日はほとんど回復しています。今回を教訓にしつつ次回は少し距離を延ばして、33kmのトレイルレースに挑戦してみようと思ってます。ランニング、楽しいです。
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カテゴリー
プロフィール
HN:
KURI
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
自営業
趣味:
料理 薪集め サーフィン
自己紹介:
2006年1月からスタートした私たち夫婦2人の家にまつわる物語。スーパービジネスウーマンのTAMA奥さまとひたすらマイペース自営業者の夫KURIさんの家作りの記録。
2007年9月に家は無事竣工。現在は思いつきレシピの記録、家庭菜園、薪ストーブのことをメインに書き綴っております。
2007年9月に家は無事竣工。現在は思いつきレシピの記録、家庭菜園、薪ストーブのことをメインに書き綴っております。
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