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2006年6月ごろ
住林の設計士さんは、感覚的には悪くないのですが、ちょっと大胆さに欠けるというかコンサバというのでしょうか、出てきたプランも大人しめの感じです。部分部分では、ここいいじゃ~んという箇所がいくつかあるプラン。サーフボード収納の天井を高くした分、床が上がった2階部分をステップフロアでうまく食品庫に利用し、キッチンにつなげてその前のダイニング~テラスへとつながる部分。ダイニングスペースとリビングスペース、書斎スペースをオープンにしながら、吹き抜けの階段を組み合わせてうまく分けているのはなかなかのもの。洗面、浴室、寝室、和室がある1階をもう少し練れば、いいプランになりそうです。


一方の積水ハウスは、一目みて「う~ん」と唸ってしまうほど私たちの要望を的確にプランニングしてあります。もう少し打ち合わせを重ねていけば、かなり良いものになりそうです。本当にあとちょっとという感じ。玄関を入って正面にコの字型のエアリーステップ(階段の奥の壁には確か地窓が…)。玄関から寝室につながる廊下の両脇には靴やコートなどの収納がうまく取られており、さらにウォークインクロゼットもあります。浴室は2階。キッチンの後ろに位置していてテラスでリビング、ダイニングと繋がっています。ただ積水さんはメーターモジュールで廊下は広いのですが、その分居室が狭いような…これはちょっとイヤだなあ。


提案力という点においては、積水さんカンペキに逆転。住林4 積水6 住林旗色が悪くなってきます。


建築費はどうかというと、積水さん、プランは素晴らしいのですが見積もりが素晴らしくない。ぜんぜん予算オ-バ-。こんなんムリ。土地でかなりの額を借りているので、借金あんまり増やしたくない。住林さんは積水さんより、10数パーセント安い。いままで住友林業といえば「高い、手が出ない」というイメージだったのでこれは結構意外。図面はまだ間取りのみで仕様は何もわからない図面だったので、とりあえず二社とも詳細見積もりを出してもらい検討することに。
他所のブログやハウスメーカーの選び方なんていう本を読んでいると、住友林業の見積もりは一式いくらというばかりで、詳細の見積もりを出してくれないと書かれているのを目にしますが、頼めばちゃんと出してくれますよ。


見積もりの細かい数字を見ているとアタマ痛くなってきますが、どうやら積水さんが高いのは標準品といわれているものが住林さんとはかなり違っているからのようです。例えば積水さんはすべての窓にシャッターがついているけど、住林さんはついていないとか、積水さんは2階の窓まですべてが防犯ガラスだけど、住林さんは1階だけ、みたいな感じです。


標準っていうことは積水さん、価格の下げどころはあるのか?住林さんで同仕様にしたときの金額を積水さんと比べるとどうなのか?いろいろと打ち合わせをして、検討しなければいけないのですが、先に書いたとおり土地の契約&お支払いが迫っていて、土地と住宅まとめての融資を間に合わせるには、ハウスメーカーとの打ち合わせ時間がもうありません。いまある資料をもとに決定する必要があるのです。


住友林業、積水ハウス、どちらかに決めなければいけません。現時点で比較対照してみると…。
1.提案力
住友林業 < 積水ハウス

2.建築費用(予算内に納まりそうかどうか)
住友林業 > 積水ハウス

3.構造
住友林業 > 積水ハウス


気持ち的には積水さんに傾きつつあったのですが、どうも金額的に無理がでてきます。借り入れを増やすのは絶対に避けたいです。積水の営業さんと話した感じでは私たちの予算ではどうも若干厳しそうな反応です。それと積水ハウスでちょっと気になったのは構造材にホワイトウッドを使用しているという点。金属と木との相性も気になります。木材に関してはまったくの素人ですが、ネットで情報収集してみると、なんとなく耐久性の面で心配になってしまいました。住友林業は、檜の無垢かEW(集成材)を選ぶことができます。それと住友林業の家の大きな特長になっているきづれパネルは結構魅力的です。(ここでの比較はあくまでも、KURIさん個人の主観、感情を書いたものです。無責任な記述ですのでその点、ご理解ください)


時間が無い中、できる限りのことを調べ話し合い、KURIさんとTAMAさんが下した結論は…


住友林業6点  積水ハウス4点で、住友林業の勝ち!


他を消していって最後に残ったのが住友林業ですから、消去法という消極的な決定方法なのかもしれませんが、住友林業さんの設計士さんのポテンシャルを信じて、住友林業さんに、決定!!となったのでありました。住宅展示場はTAMAさんの両親の家の建て替え話のときからかなり見て廻っていて、その上で選んだ住林さんですから、もっと時間があったとしてもきっと住友林業さんになっていたと思います。(きっと)


積水ハウスさんにお断りの電話を入れるとき、あとこれくらいだったら値引きできますよなどと営業攻勢が出るかとおもったら「あ、そうですか、解りました」だけ。ちょっと拍子抜け。まあ高くて買えないと言ってるんだから仕方ないのかもしれないけど、積水さん、余裕の商売しておられるようでうらやましい。土地調査費用の5万円は返却していただきました。


さあ、一筋縄ではいかない私らに付き合う覚悟はいいかな住林さん、頼んだぜ!
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2006年5月~6月ごろ
KURIさんもTAMAさんも空間を作る仕事に携わっておりました。なので平面図面をみれば頭の中で空間が立ち上がってきます。土地は決まっているので、方眼紙を買ってきて自分たちでもちょろちょろと平面図を書いていました。そんな落書きからOUR HOUSEの主だったコンセプトを書き出していきます。


1. 楽しい暮らし(食事、風呂、睡眠、洗濯、トイレなど日常生活を楽しめること)
2. 内装は基本的にシンプルでモダンな雰囲気(壁はシンプルに白、床材で表情を持たせる)
3. 吹き抜けをうまく使って1Fの中心部でも外の明るさを感じることができる構成(最終的には1、2F間の吹き抜けは無くなりましたが…)
4. キッチン、ダイニング、リビングは仕切りをつくらず一つの空間で広々と(書斎も設けるが、篭らずオープンスペースに設置)
5. ウォークインクロゼット、服と靴のたっぷり収納
6. 広いテラスでアウトドアリビング、ダイニングを楽しめるように
7. お風呂は南側の日当たりが良い場所で、空を見ながら湯船に浸かりたい
8. 風通しが良く明るい家(KURIさんはエアコンが嫌い)
9. サーフボード10数本(最大長335cm)が収納できる場所を確保
10. 趣味のガーデニング、畑仕事が楽しめる庭先の広さ
11. 外観はキュービックに


大きくはこんな感じです。この時点ではまだ薪ストーブのことは考えていませんでした。その他、細かい要望をびっちりと書いたメモを片手にプランニングスタートです。要望だけを書き出すのも良いですが、図面書きながら(ちょっと慣れれば簡単ですよ)あれこれやっていると、自分でも気付かなかった視点で見ることができたりするものです。別にちゃんとしたサイズでなくても、大きな丸を書いて「ここリビング」みたいなおおまかなやり方でいいですから、部屋を組み合わせたり、つながりを考えると気がつかなかったものが見えてきたりするものです。


住友林業さんの設計士さんは意外と若く、真面目そうな感じ。聞くところによるとすでにモデルハウスの設計を任されるなど若手ではナンバーワンだということでした。実際に手がけられた家を(モデルハウスですが…)見ることができると実感が湧きます。何社かとのコンペで契約を勝ち取ったという二世帯住宅のプランも素晴らしいものでした。これは期待できそうです。


一方積水ハウスさん。現れた設計士さんはあまりサラリーマンらしからぬ、もじゃもじゃ頭のいかにも「デザイナー」という風貌の人物。TAMAさん、KURIさんたちはこれまでの仕事上、親しんできたクリエータータイプの設計士さん。いろいろなコンクールで賞をもらっているとのことでした。この設計士さん、私たちが営業さんに要望事項を説明しているのを横で「フンフンフン」と聞きながら、方眼紙に線を引いてるなあと思ったら、急に「こんな感じは?」と家の間取りとパースまで書いてしまいます。
この設計さんのKURIさんとTAMAさんの評価はかなり高く、住林5、積水5くらいまで積水が一気につめてきた感じになりました。


土地があって、あとは家という段階ですからハウスメーカーさんも力入っていたのでしょう。ハウスメーカーといえども、ちゃんと設計できそうな感じです。これなら見積もりに入ってくる数十万の設計料は安いのかも?
KURIさんはそんな感じでハウスメーカーさんにお願いするようになるのかなーと漠然と考えておりましたが、TAMAさんはまだ建築家の線を諦めきれないようです。


前回の記事で候補に上がったハウスメーカーさんです。


●住友林業
●積水ハウス(シャーウッド)
●ダイワハウス(EDDI’S HOUSE)
●無印良品


この中では、無印とEDDI’Sはプランがほぼ決まっているので、ゼロからデザインをできるのは、住林と積水になります。まだまだ建築家に未練があるTAMAさんは、まずこの二社にコンペプランを出してもらう時の条件として、担当営業所の中でエース級の設計士さんをつけていただきたいという条件をだしました。もちろん最初の打ち合わせの段階からです。


この4社が候補に上がった理由を振り返ってみますと…


●住友林業
いわずと知れた在来工法のハウスメーカーです。他にも在来のメーカーはありましたが、パンフレットに出ているイメージ、木を使ったシンプルでモダンな雰囲気の家がなんとなくよくて候補のひとつに。定期的に発行している、自家自賛という小冊子に実際の事例が出ていて、和風からモダンまでどんな家でも作れそうに思いました。


●シャーウッド
積水ハウスって鉄骨オンリーだと思っていたら、シャーウッドという商品がありました。工法は無印と同様の木を金属の接続金具でつないでいくSE工法と言われるもののようです。メーターモジュールでサイディングの壁、そして高い…というイメージ。


●EDDI’S ハウス
近所にこの家が建っていたのですが、文句なしにカッコイイです。家の中のパティオをかこみ、視線を遮りながら光をとりこむという点に惹かれました。ただKURIさんはやっぱり鉄はイヤだなあというところがあったのは事実です。でもカッコイイです。ちなみに営業さんはダイワハウスさんが一番でした。カユイところに手が届くというか、こちらの言うことをきちんと汲み取って、いろいろ調べてくれたり、的確に資料にしてくれたり、素晴らしい営業さんでした。


●無印良品
知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、あの無印良品の家です。難波和彦さんの「箱の家」をコンセプトに作られています。家全体が一部屋のような作り、一般的には住み難そうですが、KURIさんとTAMAさんが2人で住むには全然問題なさそうだし、面白そうでした。工法はシャーウッドと同じSE工法です。今は変わっているみたいですが、そのころは床下が無く基礎が直接、家の床になり基礎には床暖房のように基礎暖房が入っていて、外張り断熱です。モデルルームをみて、実際に話を聞きましたが、結果的にはオープンすぎる窓(ほぼ1面全面が窓)は普通の住宅地ではカーテン閉めっぱなしの生活になりそうで、候補から外れました。部屋の仕切りも壁ではなく衝立みたいなパーテーションですので、家族で住むのはオープンすぎてプライバシーの確保は大変かも。化学断熱材による外張り断熱というのも気になりました。


EDDI’Sハウスはカッコイイのですが、プランが決まっていてほとんど動かせないのがネックになりました。KURIさんのサーフボードをせっかくの吹き抜けに置くのもどうかと思いました(他に納まるところも無さそうです)。遊び道具が多い人などちょっと変わったニーズには対応が難しそうです(薪ストーブは付けられたのかな?)。そんなもろもろの理由でEDDI’Sハウスも候補から外れました。ダイワハウスさんの他の家は興味が無いので(すいません)営業さんには申し分けなかったのですが、お断りすることに。


結果として、住友林業と積水ハウスの設計士さんに期待することになってきましたが、そのころの(KURIさんの)気持ちとしては住友林業7 積水ハウス3くらい。だったら積水ハウスに声かけるなよ、という声も聞こえてきそうですが、やっぱりいろいろと見てみないことには!


それで登場しました!2社ともエース級という設計士さんが!


お手並み拝見です。



無事に理想に近い土地を見つけることができました。さあ次はいよいよ家です。
私たちの家を建ててもらう相手をどうするか?ということは土地探しと並行してすでに考えていたことですが、土地が決まってしまったので、土地の契約日までに銀行さんに土地代金の融資をいただけるよう、ある程度の家のたたき台をつくらなければいけません。お尻に火が付きかけています。誰に頼むか?私たちは3つのパターンを考えました。


1. ハウスメーカー
2. 建築家・デザイナー
3. 工務店


の3つです。
KURIさんは書店にならぶ、「恐ろしい欠陥住宅の●×○□×○●●」なんていう煽り立てるようなタイトルの本なんかも立ち読みで読破し、すっかり耳年増になってしまっています。どこに頼んでも真面目に作ってもらえば欠陥住宅はできないとは思ってみても、そこは住宅の難しさ。建売の家の壁の中を見ることができないように、注文住宅だって見て依頼先を決めることができないんです。だってまだ買うはずの家は無いんですから。構造見学会みたいなものに参加しても参考にはなると思いますが、決め手にはなかなかならない。いったいどうやって決めればいいんだろう。


2.の建築家・デザイナーは、複数の建築家のコンペ案から気に入ったものを選べるという、ウィークエンドホームズ社にコンタクトを取ってみました。登録している建築家に私たちの家にたいする要望を伝え、何ヶ月か後に出てきたプランをもとに依頼する建築家を決定するというシステムです。建築家の建てた家、というとなんとなくかっこいいですが、不安なのは自分たちと相性が良い建築家と果たしてめぐり合えるのか?ということ。KURIさんとTAMAさんのふたりは好き嫌いがとてもはっきりしています。デザインに対してこだわりがあります。建築家とウマがあわなければかなり恐ろしい結果になりそうです。
いろいろと考えてみて、土地も建てやすそうな整形地だし、作りたいのはいたって普通のシンプルな家です。建築家に頼む必然性は低いのかも?それに建築家はプランニングに時間がかかりそうなので土地代金の融資に問題が出てきそうです。若い営業さんはとても熱心に相談に乗ってくれたのですが、すいませんすることにしました。



3.の工務店は実は一社、KURIさんが気になっている工務店がありました。安心工務店ネットというサイトに出ている創建舎という工務店です。実は家のすぐ近くにこの創建舎の建築現場がありました。デザインもいいし、工法もKURIさんが気になっていたセルローズファイバーを断熱材に使った充填断熱を採用しています。早速、創建舎にラブコールを送ったのですが、つれない返事が返ってきます。まだ土地が具体的に決まっていない頃だったせいなのかもしれませんが、私たちが問い合わせしたエリアはエリア外で建てられないとの冷たい返事?じゃあ家の近所の物件はなんなの?問い合わせしたのと同じ区内なんだけど?と聞くと強い要望があったからとの返事。その上エリア割り増し料金がかかるらしい。ますます???要望が強い弱いってどういうこと?エリア割り増し??創建舎のウェブサイト見るとしっかり施工エリアに入っとるじゃないの。その他も理解しかねる内容。社長さんのブログがあったのでそこから抗議のメールをお送りさせていただきました。かなり頭にきたので送ってもらった分厚い資料はそのままゴミ箱行き。社長さんからは丁寧なお詫びメールをいただきましたがすでに遅し。KURIさん的には工務店ってこんなもんなんだ…です。


その直後、土地が決定。もしかしてこのとき対応した人じゃない人に当たっていればお願いしていたかもしれません。客一人逃がしましたよ、創建舎さん。企業は人なりって本当です。KURIさんとしては裏切られた気分でガッカリしました(未だ未練あり)その後、やっぱり創建舎さんにやってもらいたいなーと思いはしたものの、この時に対応した人には一切私たちの家創りに関与して欲しくなかったのであきらめました。家創りってそういうもんですよね。


他の工務店もいろいろ当たってみました、といってもウェブサイトを見て過去の物件などをもとに判断しただけですがどうも条件(デザイン・工法)にあてはまるところが無い。ちょっと気になった工務店を一軒一軒足を使って訪ねてみる時間もないので判断不能ということであっさり工務店はあきらめ。もう知らない!という感じ。工務店選びはハウスメーカー選びより難しいのかも??!!


そんなわけで残された時間は後わずかとなり、1のハウスメーカーという選択肢が残ることになりました。この時点での候補は


●住友林業
●積水ハウス(シャーウッド)
●ダイワハウス(EDDI’S HOUSE)
●無印良品


というポリシーが全く感じられないような組み合わせ。
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プロフィール
HN:
KURI
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
自営業
趣味:
料理 薪集め サーフィン
自己紹介:
2006年1月からスタートした私たち夫婦2人の家にまつわる物語。スーパービジネスウーマンのTAMA奥さまとひたすらマイペース自営業者の夫KURIさんの家作りの記録。
2007年9月に家は無事竣工。現在は思いつきレシピの記録、家庭菜園、薪ストーブのことをメインに書き綴っております。
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