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昨年は散々な目(散々な目に興味ある方はこちらをクリック)にあった「陣馬山トレイルレース」ですが、今年も走ってきました!


昨年を上回るエントリーの人数。トレイルランニングもだいぶポピュラーになってきました。

トレイルランニングというのは、東京マラソンみたいに舗装された道を走るのではなく、山を走る競技です。フィールドが山なので標高差は激しいです、山登りの道を走って競争するとイメージすると分かりやすいと思います。

陣馬山のコースは比較的初心者向け、距離は約23.5キロ、標高差の合計は約990mです。

去年の両足痙攣と低血糖で走れなくなってしまったのがトラウマになっていて少々不安な参戦でしたが、今年は立ち止まることなく走り続けることができ、無事に完走いたしました。


タイムは2時間42分48秒。年齢別では112位。総合で325位でした(エントリーは約1700人)

サーフィンもいい運動になりますが、ランニングが組み合わさると鬼に金棒(?)です。現在46歳、老眼は進んで参りましたが、おかげさまでまだまだメタボとは無縁です。

歳は取りたくありませんが、取らないわけにはいきません(当たり前)サーフィンとランニングでアンチエイジングです。やっぱり努力しないと。

年齢不詳のおじさんを目指します。

次はフルマラソンに挑戦か?!

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先日の日曜日は高尾山系にある陣馬山を走るトレイルランニングのレースに出場しました。トレイルランニングはマラソンなどに比べるとまだあまりポピュラーではありませんが、山を舞台に走る山道の長距離レースのことです。


トレイルレースは70kmや100kmなど超長距離が特徴ですが、KURIさんはレース初挑戦なので23kmと比較的短い距離のこのレースを選んでみました。30km走以上の経験も無いのにいきなり70kmは無謀以外の何ものでもありません。


コースは、まず標高差600mを距離7kmの山道で上ります。それから再び標高差600mを今度は距離4kmの山道で下ります。そしてもう一回上りです。今度は舗装された林道の8kmの上り、標高差は400m。上りつめたところから今度は再び山道を距離で4km、標高差400mを下ってゴールです。


朝6時相模湖畔到着。きれいな朝日が昇ってきます。



朝食を済ませ、受付をしてウォーミングアップをしながら午前9時のスタートを待ちます。


KURIさんは内心少し自信がありました。以前もご紹介したとおり我が家の周りは山道がたくさんでトレイルを走る練習にはことかかないし、それまでのランニングに加えてレース前までの一月ちょっとで300km以上走りこんでいたからです。


だから目標は2時間30分を切ること。23kmという距離は何度も走っているので頑張ればいけると思っていました。


でも山道を延々上り、また延々と下ってくるトレイルレースは甘くありませんでした。20km地点までは2時間10分ちょっとの(自分的には)いいタイム。でも残り3キロに地獄が待っているとは思いもしませんでした。


20キロを過ぎた地点で、順調にいけば目標タイム行けそうでした。でも500mほど山道を下りるところで急に足が止まってしまいました。残りたった2キロちょっとなのに足が言う事を聞いてくれないのです。


それでもヨロヨロしながら少し進むと今度は両足が強烈に攣り始めました。山の中でひっくり返って筋肉を伸ばしてなんとか回復させようとしますが、足の筋肉は引き攣ったまま、そのうえ攣る感覚がコシのすぐ上にも近づいてきます。


ひとりうずくまって呻いていると1人のランナーが立ち止まってKURIさんの足を診てくれました。足首を持って5分ほどストレッチをしてもらうとなんとか筋肉の攣りは納まりましたが、立ち上がるのがやっとの状態です。


山の気温は低く、汗をかいた身体がどんどん冷え切っていくのを感じます。短い距離だったので装備はボトルの水だけ。ジャケットもありません。とにかく歩けなくても自分の力で山を降りなければ戻ることはできません。


助けてくれた人に「なんとか自分で頑張ります」と先に走ってもらって1人で歩き始めますが10数センチの段差を下りるのもやっとで、四つんばいになったまま後ろ向きになんとか山の斜面を這い降りていきます。


傾斜が緩やかになってくると、立ち上がることができましたが自分の身体がまったく言うことを聞いてくれません。足を僅かに一歩前に出すのが精一杯の動きです。応援の人が救護を呼びましょうか?と声をかけてくれますがゴールまであと少しなので、なんとか頑張って完走を目指します。


最後のゴールの写真をTAMAさんが撮ってくれました。


左側から下ってきてゴール地点に入ってきたところ。パープルのシャツがKURIさんです。

元気が残っている上体を大きく振って無理やり足を前に出しながら歩いてきます。


走ってくる人にたくさん抜かれますが、もう何も眼に入っていません。下を向いたまま自分の足を前に出すことだけを考えています。



なんとか、ゴールしました。



タイムは3時間39分30秒。最後の2キロで1時間20分もかかっていました。


最初からハイペースだったので、後半大変なのは予想してしましたがまさか身体があんな状態に陥ってしまうとは思いもしませんでした。山の中でストレッチしてくれた人がいなかったらレスキューされていたかもしれません。山の怖さを思い知りました。いい勉強をさせてもらったレースでした。


フクラハギはかなりのダメージで、歩くのがやっとの状態でしたが知り合いのスポーツ整体師にマッサージを鍼を打ってもらって三日目の今日はほとんど回復しています。今回を教訓にしつつ次回は少し距離を延ばして、33kmのトレイルレースに挑戦してみようと思ってます。ランニング、楽しいです。
波乗りのおしえ


私は長いあいだ、サーフィンを続けてきました。サーフィンをやらない人には想像するのも難しいかもしれませんが、サーフィンはただの海のスポーツではありません。サーフィンには人の心を開かせて、ポジティブにしてくれる大きな不思議な力があります。サーファーというと、茶色い髪の毛で、ノリが軽くて、アタマ悪そうで…などと、あまりいいイメージは無いのかもしれません。真面目にサーフィンをやっているサーファーは、そんな外見をしていても芯の部分には強いものを持っています。それは、波が、自然が、たくさんのことを教えてくれるからです。


波の力には人間は全く敵いません。人の身体を簡単に持ち上げ叩きつけ、海の中へ閉じ込めます。逃れようとすればするほど、海の中から出てくることができなくなります。ただひたすらに心を落ち着かせ水の中で息をとめて浮かび上がるのを待つしかありません。人間の力ではどうしようもないものに常に接していると、人は自然と謙虚な気持ちになるものです。波は人の心と身体に直接働きかけてきます。


大きな波が崩れる海の中に一人でいることは正直とても怖いことです。けれどもいくら怖くても、その場所、その時に自分がやるべきことを冷静に行わないと、もっと怖い経験をすることになります。目の前で大きな波が今にも崩れそうに立ちはだかったとき、立ち向かわずに逃げると余計にひどい経験をすることになるのです。自分のちょっと先の運命を考え恐怖に心が凍り付いてもその波に立ち向かい、かわす努力を精一杯行わないと、よりひどい経験をしてしまいます。「ああ、海に出てくるのではなかった」と後悔しても波は容赦してくれません。


「未来を心配するのではなく、過去を振り返るのでもなく、そのとき自分ができる最善のことをすること。」本当のサーファーは理屈ではなく、いつのまにか自然にそんなことも理解するようになります。


波に乗るときも同じです。失敗することを考えると、うまく行くものも行かなくなります。躊躇すると大抵の場合、波にうまくのれず呑まれてしまうことになります。大きな波を高い所から見下ろしながら滑り降りようとする瞬間も怖いものです。でも、「やると決めたら躊躇しないで実行すること。」これもサーファーが身体で覚えていることです。


そうです。サーフィンは怖いことだらけなのです。たくさんの怖いことを、強靭な体力と強い気持ちを持って冷静に乗り越えてはじめて波に乗ることができるのです。


わざわざ、そんなことをしなくても…と思われるのかもしれません。でもサーフィンには不思議な力があるのです。イルカやアシカ、魚、ペリカンなどの野生動物も波に乗って遊びます(ペリカンは波が作り出す上昇気流を使って波スレスレをグライダーのように滑空していきます。日本にはいませんが…)動物の本能に波で遊ぶという部分があるのかもしれません。「サーフィンは宗教だ」と言う人もいます。私自身、波乗りを続けてきたことは、強い心の支えとなってきました。時にはサーフィンへ逃げ込んだこともありましたが、その度に力をくれたのもサーフィンです。弱い自分の心を強くしてくれ、迷いの無い心をくれたのはサーフィンだと信じています。


人生はサーフィンによく似ていると思います。あまり将来のことを考えても先のことは判らない、過去を振り返っても過去には戻れない。そのとき自分がやるべきことに最善を尽くすこと。人生や仕事にも波があります。どの波にどのタイミングで行くのか、迷ってばかりいると乗り遅れます。自分を信じて「これだ」思った波に飛び込んでいくこと。決めたら躊躇せずに進むこと。


波乗りは本当にたくさんのことを教えてくれます。


これはちょうど一年ほど前。鎌倉の海。
家作りもすっかり終わってしまって、ブログがただのKURIさんの日記になってしまっているのですがまだ数十人の方に見ていただいているようです。ありがたい限りです。今回はちょっと趣向を変えて私の趣味(それ以上の存在ですが)である、波乗り、サーフィンについて少しお話させていただこうと思います。


まずは波という自然のこと


波乗りをするにはまず波が無ければ始まりません。波を起こす最初の要因は風です。低気圧や台風などの風が海面に吹き付けると海面が荒れた状態になります。風が一定の強さで吹き続けるとだんだん荒れた海面の小さな波が集まってきます。波の誕生です。風が吹いている距離が長く、強いほど波は大きくなります。


そして波が長い距離を海面をうねりながら伝わっていく途中で、前の波に追いついて一つになったりしながらだんだんとまとまってきます。いくつかの波がまとまり一本になったものがうねりです。船に乗っていると風がない静かな海でも船体がゆっくりと上下することがあると思いますが、あれがうねりです。


このうねりは長い距離を海を伝わって海岸に届き白く崩れてその一生を終えます。その崩れる瞬間の波に乗るのがサーフィンです。


サーフィンに適した波には、風向き、海底の地形、うねりの向き、潮の満ち干きなどたくさんの要素が影響します。それらの要素がすべて良い方向へ向かうと初めてサーフィンに適した波になるのです。なかなか難しいものなのです。


サーフィンと言うとハワイ オアフ島のノースショアが有名です。美しく崩れる大きな波をサーファーがかっこよく滑っている写真を目にしたことがある人は多いと思います。けれどもノースショアに行けばそんな波がいつもあるわけではありません。写真に残るような波のコンディションが生まれるのはハワイであっても、シーズン中数回しかないものです。(ちなみにハワイの波は、冬の日本を通り過ぎていった低気圧が北上し、アリューシャン列島で猛烈に発達することによって生まれます。長い距離を旅してハワイに届くあいだに大きくて強い波になるのです。)


サーフィンにのめりこみ過ぎると、仕事、勉強をしなくなります(笑)自然に合わせるのは人間の方です。自然は人間の都合なんかお構いなしです。私が会社勤めを辞めて、いまの仕事を始めたのもサーフィンに行く時間を作るためというのも少しありました。今は狙い通りに午前中は自由に使えるようになったので、いい波にめぐり合う確率が増えました(もっとも、いまの仕事を軌道に乗せるのにサーフィンは3年ほど、ほとんど出来ていませんでしたが…)


どうしてそこまで?と思われるでしょうが、それがサーフィンの魅力です。サーフィンはただのスポーツではありません。ライフスタイル、人生の生き方の一つの方法なのです。海は何も言いませんが多くの素晴らしいことを教えてくれます。ハワイでは、子供に街をウロウロするくらいなら波乗りをやれと言います。海で波乗りをやっていれば悪いことも覚えず、道を踏み外すことも無いからです。


海外ではサーフィンが国民的スポーツになっている国も少なくありません。海をみていた郵便屋さんが、配達の車の中からヒョイっとサーフボードを取り出して、ウェットスーツに着替えて海へ…なんていう場面に出くわしたりもします。日本人は真面目な国民性のせいか、遊びのイメージが強いサーフィンがまだまだ誤解されているところもあるかもしれません。



去年の11月のとある日の鎌倉の波です。

「波乗りのこと P-2」では海が教えてくれることについて書いてみたいと思います。
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プロフィール
HN:
KURI
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
自営業
趣味:
料理 薪集め サーフィン
自己紹介:
2006年1月からスタートした私たち夫婦2人の家にまつわる物語。スーパービジネスウーマンのTAMA奥さまとひたすらマイペース自営業者の夫KURIさんの家作りの記録。
2007年9月に家は無事竣工。現在は思いつきレシピの記録、家庭菜園、薪ストーブのことをメインに書き綴っております。
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