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2007年2月ごろ


住林さんは、とっとと着工したいらしく最終図面を製本してるらしいですが、私たちはまだ最終OKを出したつもりは毛頭ない。でもこういうプランはどこかで決めないと絶対決まらないものでもあるし、3月には着工したいのでそろそろ最終の決定をすることに。


1階の間取り
施工図面を作っているらしいが、お構いなしに赤を入れてしまう私たち。

廊下のR壁は前の記事で書いた通りに取りやめ。玄関は十分広そうなのでシューズクロゼットを広げる。寝室横のWICと納戸を仕切る壁は取りやめ。内部で家具で仕切ることに。でもここ耐力壁だなあ。住林さん構造計算やり直しだ。どーもすいません。


2階です。

薪ストーブを入れるため最終的にちょこっとだけ部屋を南側へ広げました。


この内容でめでたく2007年2月着工合意。2006年7月に契約、8ヶ月かかってようやくプランが出来上がりました。みなさまKURI、TAMAにお付き合いいただいて、どうもありがとうございました。でもこれからが本番です、よろしくお願いします。
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2006年12月~2007年1月ごろ


OUR HOUSEはまずはアイデアを出すために、お金のことは考えずに自分たちが欲しいものをすべて盛り込んだ状態です。もちろん予算オーバーです(笑)コストが上がりそうだからやめておこうでは、アイデアも出てきません。とりあえずは全部、見積もりに入れてもらってそこから現実的な数字に近づけていく作業をというやり方の方がいい物が作れそうに思います。


他の方たちの場合はわかりませんが、住友林業との打ち合わせでコストダウンの話をすると、設備や内装のグレードを落とすコストダウンの提案しか出てきませんでした。コストダウン=売り上げダウンになるからなのかもしれませんが、こちらははっきりした予算を提示しているわけですから、お話にならないというか、お話が進まないというか、もうちょい親身になってアイデアを出してくれよなあというのが正直な感想。建築家と違って、「どんな家を作った」というのが結果ではなく、契約を幾つ取ったという部分で彼らは評価されるわけですから仕方がないのかもしれませんが、いい家を作ってやろうという情熱というか、やる気というか、そういう部分はあんまり感じられないのは残念でした。(まあ、施主が一番アツくなっている訳ではありますが…)


営業さんが頼りにならないなら、自分たちで考えるまでです。そんなことで「営業が…」なんて文句を言うほど私たちはウブじゃあありません。使える範囲で最大限使って差し上げるだけです(笑)
使っている床材を無垢や挽板から突板に変えれば当たり前にコストは落ちますが、自分たちが考えている家を違うものができてしまいそうです。もちろん、構造や家の性能に関わる点ではコストダウンはできません。下はそんなことを考えながら私たちが取ったコストダウンの方法の一部です。


1.R壁など手間がかかる構造は止めできるだけシンプルにする。
2.建具を減らす(コスト的には、引き戸>開き戸)
3.設計士が考えて図面に落としてある「窓」ほんとうに全部必要か?減らせる部分は無いか?
4.造作家具(吊り押入れや作り付けの棚など)を止める
5.施主支給品を増やす
6.同じ効果が期待できて、よりシンプルでローコストな設備を探す。
7.外構は必要最低限にしてDIYする。(ガーデニングが好きな人なら苦にならないはずです。外構は結構高い)
8.窓のシャッターは必要最低限な部分のみ

などなどですが、まずは


1.当初は玄関から和室へ抜ける廊下を少しでも広く見せたかったので、和室の前の納戸の壁をR壁にしていました。→普通の直角に折れる壁に変更


2.建具を減らす。当初1階の和室はスライディングウォール三枚で仕切る予定でしたが、三枚ともこの引き戸にしてもフルオープンの状態にはならないということに気がついて、一枚を袖壁にしてそこに納まるように変更。


3.窓は検討の結果少し減らしました。住林の部材の積算方法は、見積もりや発注といった作業の効率を上げるためだと思いますがある単位をもとにしています。ある一定の範囲内であれば、大きくしても小さくしても費用は変わりません。(これは詳細見積もりを穴が開くほど見ていて発見しましたが、いろいろな部材について同じことが言えます)これを理解していれば最低限のコストで最大限に得られるものが解ってきます。2階のリビングからテラスへ出る窓に当初考えていた、フルオープンになる折れ戸サッシュも取りやめました。気密性で問題が出てくるという理由もありましたが、全部開かなくても十分開放的な雰囲気に作れると判断しました。


4.和室の吊り押入れを止めました(よーく考えたら、飾り程度でコストの割りに収納力も無かった)


5.施主支給品 ウォークインクロゼット内のシステムワードローブ。キッチンのキャビネット。2階トイレの洗面代と洗面器、水栓、ミラーなどはIKEAで購入


6.当初はテラスに日除けとして手動式のオーニングの設置を考えていましたが、効果は同じで構造もシンプルでコストが安いパースシェードに変えました(伸縮式のオーニングは寿命も短そう、パースシェイドの方がシンプルでかっこいいかも)これで十分そうです。 
埋め込み式のエアコン廃止。当初和室にエアコンをぶら下げたくなかったので埋め込みにしていましたが、2.で袖壁にしたところに設置すれば見えにくくなるので壁掛け式に変更。2階リビングは見た目重視で埋め込み式のままです。(メンテナンスや壊れたときに多少不安が残ってます。)


7.外構はデザイナーTAMAさんがプランニング中。KURIさんが汗をかく予定。駐車場とタイル貼りのアプローチ、ポスト設置(ナカジマプロペラ製を導入予定)など素人では難しいところだけ、住林緑化さんにお願いです。


8.九州出身のKURIさんは台風のときを考えて、大きな窓にはすべてシャッターを取り付けていましたが、よーく考えたら今の住まいでもシャッター閉めたことはほとんど無いという事実。寝室のみでよしとしました。でもシャッターは結構、苦渋の選択(笑)でもよく見ると最近の家って雨戸(シャッター)ない家多いですね。20年以上東京、神奈川に住んでますが、強力な台風経験してないもんな~



最後に床材です。当初は2階をすべてウォルナットで予定していたのですが、価格が高いのと実際に使っているのを見せてもらうと、どうも自分たちのイメージとくらべるとシック過ぎるというか面白みに欠けるというか、いまひとつピンとこなかったのでコストダウンも見込んで他の素材を検討することに。1階はすべてバンブー床でしたが、寝室のみ幅が広めの突板フローリングに変更です。カラーはバンブーに合わせてミディアムオーク色。建具までバンブーにしてしまうと少々ビジーな雰囲気になってしまうので、建具はミディアムオーク色で横に溝がストライプ調に入ったシンプルなデザインのものに変更。


2階は住林のショールームでサンプルをもう一度よーく見てみると、なぐり調加工の挽板が結構良さそうな感じです。無垢ではありませんが、表面の木材の厚さがかなりあるので感触は無垢と変わりません。価格は無垢床と変わりませんがウォルナットよりだいぶ安い。使い方によっては古民家や民芸居酒屋調になってしまって危険(笑)ですが、シンプルに白い壁と組み合わせて使えば古材風の風合いで表情豊かで面白そうです。一枚の幅が広いところも気に入って、2階は「ダークオーク挽板なぐり調」に決定。


薪ストーブをやめれば100万ちかく一気に下がるのですが、このときすでに薪集め、薪作りがライフスタイルの一部になっていたので、そんなことは全く考えもしませんでした。


2006年夏に住友林業と契約して、この時点ですでに半年以上の時間が経過、2007年に突入しています。着工予定日はすでに1月ほど延ばしてもらっています。間取りもまだ正式に決まっていません(笑)
でも頑張れば、なんとかなるもんです。これでかなりのコストダウン、とりあえずは当初考えていた予算内に納めることができました。これで大きな変更がなければ行けそう。なんだ、やればできるんじゃんというのが正直な感想。こーいうことを一緒に考えて提案してくれる営業さんだったら信頼できるし、着工合意の契約書だってポンポンとハンコ押すんだけどなあ。


さあ、最後は全体の構成の最終チェックだ。

とりあえず私たちは努力したんだから次は住林さんの番、少しでも金額頑張ってくださいよ。


画像は2階へ上がってくるところの俯瞰イメージ。施主はこんなの書いちゃうくらい熱心なのだ。
午前中にOUR HOUSE建築現場へ行ってきました。

住友林業の家の大きな特徴の一つ木ずれパネルが貼られています。実はこれの画像を一番撮りたかった。これが出ると住友林業の家!っていう感じですね。これが見たかった!
屋根に薪ストーブのエントツのトップだけが先に付きました。壁が付くと家らしくなりますね。


あんまり見えませんが南側から。



中へ入ります。

玄関ドアやサッシュが搬入されていました。これが玄関ドア。色の名前は忘れましたこげ茶っぽい色で、縦に桟が幾つも入ったタイプです。現場でみると色が濃く見えるなあ。



これは浴室。価格が上がらない範囲内一番広く、高くしてもらいました。真南向きの明るいバスルームになりそうです。型ガラスが入りますが、それ以外は目隠し全然考えてません。きっと大丈夫でしょう。



2階リビングの吹き抜けです。上部に見える黒い筒状のものが煙突です。この上の窓ですが、当初、型ガラスで頼んでいたのですが、この出来上がりを見て透明ガラスに変更したくなり、週中に変更できるか聞いてみたら、ガラス作り直しでプラス3万かかるとのこと。なるほどもうサッシュは搬入されているし、間に合わないですよね。3万円は払いたくないので型ガラスで我慢。



リビングからキッチンとダイニング方向。右側がキッチン。I型でこちらを向いて設置されます。左手奥はダイニング。壁面は天井近くまでの本棚にするので床補強を入れています。洋書のレシピブックや写真集などかっこよく見せたい本をここにオープン収納します。



ダイニングからリビング方向を見ています。右側の柱から右はテラス。TAMAさんが立っているところは納戸、その隣が廊下、そしてその隣が将来壁が立って正方形のPCコーナーになります。床に置いてある細長い枠が上の窓のスペースに嵌め込まる窓枠です。ここははめ殺しです。開けられるようにしたかったのですが、高い位置で横長に組み合わせて使える窓でいいものが無く開閉は諦めました。パタンと全体が倒れるように開く排煙窓くらい無いのかと思ったのですが、住林さんの標準仕様にないようです。ハウスメーカーはこのあたりの融通は利きませんね。探してもらえばあるのでしょうが、コストアップにつながるので止めました。サッシュの枠もなんとなく濃く見えるのは気のせいか…。
TAMAさんの向こうに見える四角く空いた窓は、階段室の明り取りです。


壁で囲われると空間の雰囲気が感じられるようになりました。1階、和室は庭を見ながらボケっとできそう、寝室は落ち着いて休むスペース。洗面はちょっと広めに気持ちよく。2階は大きなワンルームですが、テラスとキッチンの存在で、空間がうまく区切れそう。2畳のPCコーナーは意外と広く感じます。ワクワクしますね~。
2006年9月~10月頃
階段、ガレージ、玄関、シューズクローク、階段と2階トイレの関係はとても気に入ったのでほぼ昨日ご紹介したプランで決定です。そのあたりはいじらずに他の部屋のレイアウトを考えてみます。


まずはこんなの。

洗面と風呂を思い切って南側に持ってきたプラン。和室はこもる感じで、東側に地窓を取って外には坪庭。寝室は8畳、となりに4畳のWIC。洗面から庭へ出られるように勝手口を作ります。ガーデニング好きなTAMAさんにはいいのかな?寝室から直接洗面へ行けるのも便利そう。和室の玄関側の壁が長すぎるのは気になる点。玄関から洗面への廊下も長すぎ。でも洗面のドアを光を通すものにすれば昼間は光が見えて面白いかも。


次。

これも洗面が南。和室が北西であんまり良くない。トイレも隣。寝室廻りの廊下も長すぎでX。和室のスライディングウォールを全開にすれば開放感があるかな?(かなり疑問)このプランはXですね。


次。

洗面と風呂は南東の角へ逆戻り。和室をなくして寝室とつなげて一部屋に。ちょっとした、くつろぎスペースを寝室の一角に。
2階に広いリビング・ダイニングがあること思うと、かなり贅沢な使い方。でもやっぱり和室が欲しいなあ。


というわけで次は本命。

1階の間取りの最終図面にほぼ近いのがこれ。収納をもう少し作りたかったので、昨日の図面より風呂を半間南側へ広げて空いたところにトイレを持ってきます。トイレの跡地はこの図面ではちょっとカベの位置をいじってますが2畳の納戸になりました。洗面は3畳でちょっと広め。


このプランが、居室、廊下、収納のバランスが一番良さそうなので、このパターンで話を進めることに。面積はこのプランで決定です(本当は寝室を10畳にしたいけどコストが上がるし、庭もどんどん狭くなるので、ここでストップです)
2006年8~9月頃

以前積水ハウスとのコンペプランの間取りをご紹介したと思います。悪くないプランではあるのですが、いまひとつピンときませんでした。住林さんの設計士さんには要望を伝え、今の間取りから全く変えていいから、提案してください。と伝えるのですが、なかなか気に入るものが出てきません。KURIさんのサーフボード収納もネックになっているのかもしれません。サーフィンやってない人はあんまり想像付かないですよね…サーフボードがどのくらいの大きさでどうやって出し入れして、どんな風に仕舞うか?なんて。それが結構なスペースを占めているものだから余計に間取りを動かし難くかったのか…でもちょっと努力不足かな…早々に契約しちゃったからか?契約を目の前にぶら下げてもっとプランを練らせれば良かったか?


待つばかりでも仕方なく、レイアウトは素人でも無いのでKURIさんも自分でいろいろと考えてみることにしました。
これまではサーフボードを立てて収納することを考えていたので2階にステップフロアなんかができてしまって、ややこしいしコストもアップしています。「それなら横にして収納しようか…」吹き抜けにエアリーステップはすでに諦めていたので、階段とサーフボード収納をからませて考えることに…


階段下収納はどこのご家庭でもありますが、階段下とサーフボードの収納を組み合わせてみました。

そうするといままで解けなかったパズルがするすると解けてきます。サーフボードの収納は外から直接出し入れする、小さなガレージとして北側に2x1間取って、手前二畳は通常の空間、奥の二畳はドアが無い階段下収納に。ガレージのシャッターを開ければ奥の天井が若干低くなった奥行き2間の収納。壁にラックを付ければ壁に掛けた状態でサーフボードは問題なく納まります。


階段が北側に来たので、その分浴室と洗面が南側にアップ。東向きの洗面は朝気持ちが良さそうだという単純な発想で、南東の角へ持ってきます。


おっ、そうすると玄関とサーフボード収納の間にスペースができるからシューズクロゼットが…階段も手前から登れば、15段にできそうだ。階段に三角形の踏面が出来ないし、もしかしたら踊り場が作れるかな?


和室と寝室は並べて南向きの部屋に。和室のドアを天井まであるスライディングウォールにして玄関からの開放感と庭までの抜けを狙って洗面の隣に。(図面ではカベなんて書いてありますが…)


寝室は南西の角。北側に4畳のWICと1畳の納戸とトイレ。う~ん、俺って天才~と唸ったのが下の間取りです。

でも寝室がいつのまにやら、10畳間に…(笑)それに玄関脇にトイレの窓があるのはなんだかイヤだ…


2階は当初のプランどおり1部屋


階段の横はちょうどトイレのスペースにおあつらえ向き。これで居室からは離せたし、ちょっとゆとりのトイレ空間もいい感じ。

2階のリビングへ入っていくイメージは、階段から登ってきて右手はカベ、左手は納戸の短い廊下で意識的に圧迫感を作ってオープンスペースのリビングに出たときの広さに「わあ!」というイメージ。その感じを強調するために東側は天井吹き抜け。正面に7.5畳のテラス(これはTAMAさん立っての希望の広さ)


リビングへの入り口の横はPCスペース


キッチンは北西の奥ですが、南東に大きく開いているので視覚的な明るさは十分(のはずです)


そしてテラスとキッチンで自然に区分されるイメージで、南西側にダイニングスペース。


それから北階段は暗くなりそうなので、東側の上部に大きめのトップサイドライトを設置。これはハメ殺し。


細かい変更、追加は出ましたが、OUR HOUSEのおおもとのレイアウトはこんな感じでKURIさんのヒラメキによって結構あっさり決定しました。(上棟画像と比べてみてください)


相手もプロですし、固定概念は持ってほしく無いので住林さんの設計士さんにこのプランを伝えるときは、図面をそのまま渡すことはしませんでした。白紙を前に、「ここに階段持ってきて、ここをボード収納にして…」と言っただけで、ほぼ考えていたとおりの図面をサラサラと書いていただけました。でも図面書きながら一言「ご主人、考えてこられましたね?」(笑)


その通り!でも誰が考えたかなんて関係ありません。ここから一緒に味付けしてきましょう!(ついでにコストダウンも…)


以前の間取りと比べると壁もシンプルになって建具も減り、廊下は最低限の面積で収納がその分増えたし、効率良い部屋取りが出来たみたいです。コストダウンも期待できそうです。


でもまだまだ間取り決定への道のりは遠いのです…
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プロフィール
HN:
KURI
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
自営業
趣味:
料理 薪集め サーフィン
自己紹介:
2006年1月からスタートした私たち夫婦2人の家にまつわる物語。スーパービジネスウーマンのTAMA奥さまとひたすらマイペース自営業者の夫KURIさんの家作りの記録。
2007年9月に家は無事竣工。現在は思いつきレシピの記録、家庭菜園、薪ストーブのことをメインに書き綴っております。
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