2006年5月頃のお話~土地を購入して家を建てるという方針が固まってきたKURIさんTAMAさんはローンのことをもう一度考えはじめました。
TAMAさんの両親の家の立替えということで住宅展示場を廻ったことがあったので、ハウスメーカーさんにローンの件を相談してみようということに。展示場は日常利用している駅のすぐ近く。土地を手にいれた暁には在来工法で建てようと考えていたので、まっすぐ住友林業さんのモデルハウスへ。応対してくれた営業さんは以前訪れたときに応対していただいた方と同じ方。時間が経っていたにもかかわらず2人の顔をみるとすぐに名前を思い出してくれました。
土地と建物のだいたいの予算、手持ちの資金などを告げて、資金計画を考えてもらいました。それによると住友林業さんとの提携銀行であれば土地の代金と合わせて住宅ローンを組むことができるようでした。あわせておよその建築面積での予算を考えてもらいました。ビルダーに建築デザイナーも考えていましたが、こういう面ではハウスメーカーは強いのかなあという感想。
これにヒントを得て後日、銀行の住宅ローンの相談窓口をいくつか訪ねてみました。銀行さんの説明では、土地の購入時点で銀行側が認める特定の住宅メーカー(いわゆる大手ハウスメーカーっていうやつですな)で家を建てるという前提であれば土地代金から住宅ローンの扱いで融資をしてもらえるようです。建築条件付き物件と同じような感じか?違う?とりあえずつなぎ融資をつかわず土地代金を金利が有利な住宅ローンの融資で購入する方法が見つかりました。
地方銀行一社だけ土地の購入でもOKですよ。というところがあったが利率が若干高い。コンマ数パーセントでも返済金額は数百万変わってくるので期間が長いローンは判断が難しい。この地方銀行は土地を見つけても上記のように銀行が土地とまとめて融資してもらえないビルダーに依頼した場合の手段として覚えておくことに。でも利率と借り入れ額は少しでも低くするべきだと思います。
2006年4月頃のお話~土地を買って家を建てようと考えたものの、建売住宅を完全にあきらめたわけじゃありませんでした。土地を見に行くのも建売住宅を見に行くのも手間はいっしょだし、もしかしたら気に入る建売住宅が見つかるかもしれないでしょう。土地を見始めると今度は建売り住宅の価格が気になってくる。このエリアでこの広さ、土地はだいたい坪いくらだから…家の価格はだいたい…。と考えてみると訳が判らなくなってくる。家ってそんなに安くできちゃうの?尋ねるとかならず返ってくるキメの文句は「何軒かまとめて建てているのでコストを抑えることができる」うーんそんなもんなのかな?
そんなこんなで土地を見始めた私たちですが、やはりそう簡単には気に入るものに出会えない。場所は気に入ってもアクセスが車がすれ違えないような路地を通らなくちゃいけなかったり、高すぎたり(これは文句なしに買えない)、駅までのバスの本数が1時間に2本しかなかったり…(バス便は慣れているもののさすがにこれはちょっとでした。)
私たちは注文が多すぎるのか?贅沢言いすぎなのか?けれどもあせっても仕方ないのでKURIさんとTAMAさんはのんびりモードに切り替えることに。気に入る土地が見つかるまでのんびり待とう。きっと見つかるよ。
地面を買う!?土地を買うっていうことはそーいうイメージ。子供のころカンケリをしたり仮面ライダーごっこして遊んだ空き地は家を建てるための宅地。大人になったら遊び場はお金を出して買わなきゃいけないんだ。その辺の空き地にリカちゃんハウスごっこなどと言って、勝手に家を建てるわけにはいかない。土地を買うってなんだか実感湧かない。
訳わからないこと言ってないで土地を探せよ。
2006年5月頃のお話~家を建てるにはお金が必要です。それもいままで使ったことがないような金額のお金が。全部貯金でまかなえればなにも問題ないのですが、フツーそんなに貯金は無い。そこで登場するのが住宅ローン。結婚してからというもの、しっかりもののTAMAさんのおかげで車を買うときだって借金せずに暮らしてきましたが、今回ばかりはそうもいかない。少しこの借金について勉強する必要がありそうだぞと、KURIさんはコッソリと本を買って、勉強を始めました。
そこでわかったのがびっくりするような事実。土地を買うのに金利が有利な住宅ローンは組めないようだぞ…(もうすっかり土地購入→注文住宅モードに…)かといって土地に手持ち資金を使ってしまうと家を建てるときの資金に困る模様。家の資金は家の完成後に住宅ローンの融資を受けるまでつなぎの融資に頼らなくちゃいけなくなるみたい。借り換えの手数料やつなぎ融資は金利も高めで利子だってばかにならないし、う~んどーするのが一番いいの?それに借り入れ額。建売り住宅を見ているときに融資可能額っちゅうもんを調べてもらったが、TAMAさんのおかげでかなりの額が借り入れ可能みたいなのです。それだけ借りれれば家は買えると思うが…
し・か・しぃ
借りたものは返さなくちゃいけない!あったりまえだけど。夫婦そろって40歳オーバー、あと何年元気に働いて借金返せるんだ?35年ローン?あと35年たったらまだこの世にいるとは思うが二人揃って80歳目前じゃ。KURIさんは自営だから退職金も期待できん。銀行さん、いくら貸していただけるじゃなくて、いくら返せて、その場合どんな生活になるの(生活費の面で)という相談をもっと詳しく親身にして欲しいです(住宅ローン説明会とか行けばやってるのかな?)。抵当権をとって生命保険かけさせて、自分たちの取りっぱぐれを無くす心配だけじゃなくて、借りる方の面倒も見てください。高い手数料払っている客にあまりにもリスクヘッジさせすぎ。
金利も固定か変動かという問題もあるし、間違えると大変なことになりそうだな。こいつはよーく考えなければ。
~2006年1~4月頃のお話~そんな感じで物件めぐりをしていたKURIさんは、持ち前の(?)勉強熱心さから住宅関係の本を読むようになります。そこで出会ったのが「いい家が欲しい」という本。たぶんたくさんの人が読んだことがあると思うが、まあ簡単に言うと、これまでの日本の住宅は間違っていた、これからは外張り断熱(外断熱)の時代だというような内容の本。KURIさんはあっと言う間に通読し、何度も読み返しすっかり頭の中は外張り断熱になってしまいました。だいたい断熱や気密、家の性能なんてそれまで、なんにも知らなかったし、考えたことなかったもん。家といえばデザイン、床材、壁材なんぞのかっこよさだと思っていたので、結構衝撃を受けた本ではありました。そういう意味では家の構造というハード面にKURIさんの目をむけさせてくれた本だと思っています。思い出せばこの本一冊読んで、不動産屋に対して解ったような口を聞いていたKURIさんなのでした…(反省)
でもKURIさんは思いました「違う立場から書かれた本は無いの?」って…。それで探してみると、ありました、ありました。充填断熱(内断熱)と外張り断熱(外断熱)をいろんな面から理論的に(おそらく)公平に見た本が。でKURIさんはTAMAさんに「家買うのに、本買いすぎ!お金節約しろ!」とお叱りをうけるまでたくさんの本を買って読みました。
それなりのお金と時間をかけ、一消費者としての立場で出した結論としては「丁寧に作ってもらえればどっちでもいいんじゃないの?」というごく一般的な結論でありました。でもってKURIさんの個人的な判断は、外張り断熱の化学物質の断熱材に覆われて生活したくないということでした。趣味の欄に料理と書いておりますが、ここ数年オーガニック野菜と玄米中心の食生活をはじめ、天然成分の洗剤、セッケンを使い、生ゴミはコンポストを使いすべて肥料にするなどLOHASな生活をこころがけているKURIさんとしてはちょっと気になってしまったのです。完全ケミカルフリーの家を実現するのは簡単にはいかない(住林、EWに床は挽板、壁はクロス張りだし…)ということは判っておりますが、どうもその点がひっかかってしまったのでありました。
セルロースファイバー吹き込みがいいなあと思い始めたのがこのころ。(けれどもこの思いはある理由で裏切られることに…)
内、外論争は結構あるみたいですが物事には良い面、悪い面がかならずあるもの、結局は自分が住む家です、だから自分なりに判断して自分で決めるのが一番だと思います。結果として我が家は、グラスウールの断熱材、C値5c㎡/㎡(カタログ値)のちょい気密仕様。
これでいいのだ。
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2007年9月に家は無事竣工。現在は思いつきレシピの記録、家庭菜園、薪ストーブのことをメインに書き綴っております。