~2006年1~4月頃のお話~そんな感じで物件めぐりをしていたKURIさんは、持ち前の(?)勉強熱心さから住宅関係の本を読むようになります。そこで出会ったのが「いい家が欲しい」という本。たぶんたくさんの人が読んだことがあると思うが、まあ簡単に言うと、これまでの日本の住宅は間違っていた、これからは外張り断熱(外断熱)の時代だというような内容の本。KURIさんはあっと言う間に通読し、何度も読み返しすっかり頭の中は外張り断熱になってしまいました。だいたい断熱や気密、家の性能なんてそれまで、なんにも知らなかったし、考えたことなかったもん。家といえばデザイン、床材、壁材なんぞのかっこよさだと思っていたので、結構衝撃を受けた本ではありました。そういう意味では家の構造というハード面にKURIさんの目をむけさせてくれた本だと思っています。思い出せばこの本一冊読んで、不動産屋に対して解ったような口を聞いていたKURIさんなのでした…(反省)
でもKURIさんは思いました「違う立場から書かれた本は無いの?」って…。それで探してみると、ありました、ありました。充填断熱(内断熱)と外張り断熱(外断熱)をいろんな面から理論的に(おそらく)公平に見た本が。でKURIさんはTAMAさんに「家買うのに、本買いすぎ!お金節約しろ!」とお叱りをうけるまでたくさんの本を買って読みました。
それなりのお金と時間をかけ、一消費者としての立場で出した結論としては「丁寧に作ってもらえればどっちでもいいんじゃないの?」というごく一般的な結論でありました。でもってKURIさんの個人的な判断は、外張り断熱の化学物質の断熱材に覆われて生活したくないということでした。趣味の欄に料理と書いておりますが、ここ数年オーガニック野菜と玄米中心の食生活をはじめ、天然成分の洗剤、セッケンを使い、生ゴミはコンポストを使いすべて肥料にするなどLOHASな生活をこころがけているKURIさんとしてはちょっと気になってしまったのです。完全ケミカルフリーの家を実現するのは簡単にはいかない(住林、EWに床は挽板、壁はクロス張りだし…)ということは判っておりますが、どうもその点がひっかかってしまったのでありました。
セルロースファイバー吹き込みがいいなあと思い始めたのがこのころ。(けれどもこの思いはある理由で裏切られることに…)
内、外論争は結構あるみたいですが物事には良い面、悪い面がかならずあるもの、結局は自分が住む家です、だから自分なりに判断して自分で決めるのが一番だと思います。結果として我が家は、グラスウールの断熱材、C値5c㎡/㎡(カタログ値)のちょい気密仕様。
これでいいのだ。
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2007年9月に家は無事竣工。現在は思いつきレシピの記録、家庭菜園、薪ストーブのことをメインに書き綴っております。